2024年7月21日日曜日

Fire TV StickのWiFi接続改善してみた。

 FireTV Stickを更新してもう3台目ぐらいになるんだけど一向にWiFiでは不安定。というか電波が弱い。今まではLANケーブルで接続してたんだけど、実は位置が悪いんじゃね?ということで改善してみた。

事の経緯はFireTV Stickがテレビの後ろにあるとホコリまみれになるのでテレビ台のなかにぶち込んでやろうと思ったんだけど、もしかしてテレビ台は木製なのでテレビの後ろにあるより電波環境が良くなるんじゃない?ということでやってみた。

HDMI延長ケーブルの1.5mのやつ。Twozohっていうよくわからないメーカー製のHDMI2.0対応品。結構表面がザラザラしている。ケーブルが硬いんだけどテレビ台の中を通すのは逆にやりやすいかも。
これがもともとテレビの後ろにつけていたFireTV StickとLANアダプタ。自作のUSB変換アダプタを使って接続している。結構ホコリまみれになっていた。
さっそく延長ケーブルに接続してWiFiのスピードテスト。(Silkブラウザ使用)11axだとこの距離だと30Mbpsしか出ない…しかし2.4Ghz帯の11nで繋いでみると75Mbps。これは許容範囲かも。やっぱり遠いところだと2.4Ghzのほうが速いのねぇ。いままでUSB2.0経由のギガビットLANなので300Mbpsぐらい出ていたんだけどFireTV Stick 4Kなら75Mbps出てれば上出来でしょう。
ちなみに裏表でもスピードが結構変わったのでいろんな向きで試してみるといいかも。

2024年7月14日日曜日

ラズパイ3Bで11ac無線LAN子機を使ってみた。

 ラズパイ3B(+じゃないほう)を未だに録画環境として使っているんだけど、TSファイルの転送が遅いのが気になる。3BはLANが100Mbpsまでしか対応していないし、内蔵WiFiもそんなに早くない。

というわけでOrange Piで使用していたTOKAIZ TWA-001を使用してみることに。このWiFiアダプタは11ac対応で433Mbpsの1ストリーム対応なのでラズパイに繋いでどのぐらい出るのかなということで。まぁギガビット対応のUSB LANアダプタを使ったら300Mbpsぐらいは出るらしいんだけどね…

ラズパイ3Bに現在入ってるOSはbullseye(カーネル6.1.21-v7+)で、試しにTWA-001を指してみたけど反応なし。bullseyeにはrtl8811cuを動かせるモジュールは入っていないっぽい。ビルドしないといけないな…

8821cu-20210916
今回はこのモジュールを使用することに。RTL8811CUとRTL8821CUは同じモジュールで動いて、違いはストリーム数だけっぽい。このモジュールは一応Raspberry Pi OS対応なのでそのまま動くはず…

インストール手順も書いてあるとおりにコマンドを実行していくだけで簡単だった。

sudo apt-get install raspberrypi-kernel-headers build-essential bc dkms git
mkdir -p ~/src
cd ~/src
git clone https://github.com/morrownr/8821cu-20210916.git
cd ~/src/8821cu-20210916
sudo ./install-driver.sh

こんな感じでインストールスクリプトを実行すると10分ぐらいでビルドが完了する。最後に設定変更するか聞かれるけどとりあえず設定はデフォルトで問題ないと思うのでnでそのまま終了した。

インストールもやってくれてるっぽいので、ラズパイを再起動してifconfigをするとインターフェースが増えてる!エラーも出ずに意外とあっさりビルド完了してびっくりだ…

この録画用ラズパイはCUI運用なのでCUIからWiFiに簡単に繋げられるように設定してみた。

sudo raspi-config

で設定ツールを開いて

Advanced Optionsを選択
Network Configを選択
NetworkManagerに設定

これであとはコマンドラインに戻って
sudo nmtui

をするとNetworkManager TUIでWifiに接続できるようになる。
Activate a connectionを開くと

こんな感じでUSB Wi-Fiという項目が追加されている。あとはつなぎたいネットワークを選択してエンターを押すとパスワードを入力する画面が出るのでこちらから簡単に接続できるようになった。

速度比較をやってみた。SMBサーバでTSファイルをPCに転送するときのスピードを測定。
まずはLANポート。こちらは11.1MB/sぐらい。
次は内蔵WiFi(11n)。LANの半分以下で4.5MB/sぐらいしか出ていない。
次はTWA-001(11ac)。LANの2倍の22.2MB/sぐらい出ていた。
ちなみにWiFiは廊下挟んで隣の部屋に親機がおいてある感じ。理論値433Mbpsに対して180Mbpsぐらい出ていた。もしかしたら2ストリームのRTL8821cuだったらもうちょっと出るかも。

とりあえず速度が二倍になったのでこれで運用してみようかな。DKMSも勝手に設定してくれるっぽいのでアップデートしても安心だし。

ちなみに別なラズパイ3BにBookwormを入れてみたら最初からカーネルモジュールが入っているっぽくて指すだけで認識した。こちらはDesktop環境を入れているんだけどちゃんとWiFiデバイス2つ分表示できる。BookwormからDebianベースのカーネルパッケージに切り替わったからカーネルモジュールも結構いろいろはいってるのかな?Armbianでもそのまま認識したし。
テレビ録画環境もBookwormを入れたいけどChinachu関連がちょっと古いので入れにくそうな感じするし、とりあえずビルドしても簡単に入れられるので問題ないかな。

2024年7月6日土曜日

Xboxコントローラが操作不能になるので対策してみた。

 先日Xbox ワイヤレス コントローラを買い替えて、PCとはマザボ内蔵のBluetoothで接続しているわけだけども、時間がたつとプレイ中でもたまに接続が切れるので対策してみた。

症状はというと、コントローラー側のLEDは点灯していてちゃんとつながっているようなフリをしているんだけど、実際コントロールが効かなくなる感じ。電池を抜いてXboxコントローラを再起動してやると今度はLEDがずっと点滅していてBluetoothの接続先が見つからない感じになる。つまりXboxコントローラじゃなくてPCのBluetoothアダプタ側の問題?ということでPC側の設定を変更してみることに。(一応コントローラのファームウェアアップデートとかも試したけどだめだった

マザボはGIGABYTE B550I AORUS PRO AX [Rev.1.1]を使っているんだけれども、これにはWiFiモジュールといっしょにBluetoothが内蔵されているのでこれでいつもプレイしていたんだけどもシェアボタンがついてないバージョンのコントローラー(Model 1708)だと問題なく使えてた。Model 1914でBluetooth周りが変わっているらしい(BLEのみの対応になった)ので、とりあえず試しにBluetoothアダプタ周りの設定を変更してみた。

RZ608
マザボに内蔵されているBluetoothアダプタはRZ608が使われていて、Bluetooth 5.2に対応している。このアダプタ自体では電源の管理の設定タブが無かったので上位デバイスの設定を変更してみる。
デバイスマネージャーでBluetoothのところのRZ608を選択した状態で、上のバーの「表示」をクリックして、「デバイス(接続別)」に切り替える。
そうするとRZ608の上位デバイス(RZ608のBluetoothアダプタが接続されている先)がわかる。
よくあるM.2接続のWiFi&BluetoothモジュールはWiFiはPCIEに接続されていてBluetoothはM.2スロットのUSB配線部分に接続されている事が多いんだけどRZ608もそのパターンみたいでUSBに接続されていた。ということでRZ608がつながっているUSBルートハブを右クリックしてプロパティーを開く。
するとRZ608にはなかった電源の管理タブがあるのでここの「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外す。

とりあえずこの設定にしてゲームをプレイしてみているけど今のところ途中でコントローラが切れたりしていないので大丈夫そう。

このパターンはよくあるっぽいのでBluetoothマウスが途中で動かなくなったりBluetoothイヤホンが切れたりする場合もこんな設定を試してみるといいかも。

もしBluetoothの設定で治らなかったらXbox Wireless Adapterでも購入してみようかなとかも思っていたんだけども、遅延を測定している人によるとXboxワイヤレスコントローラのBluetoothの遅延ってそこまででもないみたい。自分のプレイするようなゲームだとわざわざ購入する必要もないような感じだったので今回この設定だけで治ってよかった…