2023年4月30日日曜日

Twitter API 2でPythonからつぶやいてみた。

 ラズパイ鯖のエラーとか状態を定期的にTwitterに投稿していて、結構この運用方法が便利だったんだけど、突然ツイートされなくなったのを発見したので直してみた。

というのも今まではTwitter API 1.1を使っているtcli.shというシェルスクリプトを使ってツイートしていたんだけども、API 2に以降が始まっていたらしい…
そして昨日までだったということをあとから知った。

API 2に対応しないといけないんだけど、tcli.shのサイトはもうなさそうだしだいぶ前から使っていたので一新することにした。
とりあえずPythonで便利そうなライブラリが合ったのでそちらを使ってみることに。

python-twitter-v2

このpython-twitter-v2を使えば簡単に作れそう。

まずはTwitter DeveloperにログオンしてV2への以降を行う。とりあえずFreeアカウントで良かったのでアプリのページを開いて上の方にV2へのリンクが出ていたのでそちらをクリックして赤いDowngradeボタンを押す。
そしてプロジェクトを作成しないといけないのでProjects & AppsのOverviewでプロジェクトを作成する。プロジェクト名とか説明をつけてStep 4で今まで使っていたアプリを選択すればOK。

Consumer KeyもConsumer Secretもそのまま使えそう。

そんでもってpipでpython-twitter-v2をインストールする。

python3 -m pip install python-twitter-v2

あとはアプリ認証のURLを生成する。

from pytwitter import Api
api = Api(consumer_key="Consumer Key",consumer_secret="Consumer Secret",oauth_flow=True)
print(api.get_authorize_url())

これで実行するとURLが生成されるのでこれをブラウザとかに貼り付けて使いたいTwitterアカウントからアプリ認証をする。するとリダイレクト用の設定したURLに飛ばされるのでそれをコピーする。(URLの後ろにキーとか色々ついてくる)

先程の3行めをコメントアウトして

print(api.generate_access_token(response="ログオンして帰ってきたURL"))

これを追加してもう一度実行。

そうするとoauth_tokenとoauth_token_secretが返ってくるのでそれをメモる。

import sys
from pytwitter import Api
api = Api(
    consumer_key = 'Consumer Key',
    consumer_secret = 'Consumer Secret',
    access_token = 'oauth_token',
    access_secret = 'oauth_token_secret'
)

args = sys.argv
api.create_tweet(text = args[1])

これをtcli.pyとかで保存して

python3 tcli.py "ツイートしたい文"

で実行すればツイートできる。

とりあえずこれでまたラズパイからつぶやけるぞ。

2023年4月2日日曜日

DD-WRTでクライアントにNTP鯖を強制的にリダイレクトしてみた。

 WiFiにつながるデバイスが増える中でRTCを持たずにNTPサーバから時計を取ってくるデバイスが増えてると思うんだけども、NTPサーバを強制的に変更できないか試してみた。

微妙に時間がズレてるのとか気になるし。中華デバイスとかだと鯖も中華とかなのかな。

方法としてはNTP鯖が特定できればルータのhostsとかdnsmasqで飛ばせたりするんだろうけども、今回はiptablesでNTPポートの123を特定のNTP鯖に飛ばすようにしてみた。

iptables -t nat -A PREROUTING -p udp -m udp --dport 123 -j DNAT --to-destination 162.159.200.1:123
iptables -t nat -A POSTROUTING -p udp --sport 123 -j SNAT --to-source 162.159.200.1:123

DD-WRT化したルータなのでiptablesがそのまま使えるのでWebアクセスでSSHを有効にしてSSHからこの2行のコマンドを実行した。NTP鯖はCloudflare Time Servicesを使わせてもらった。これでこのルータに繋がっているデバイスからNTPのポート123にアクセスする場合は全部指定したIPアドレス(162.159.200.1)の鯖につながるようになる。

ためしにコントロールパネルの日付と時刻から適当な鯖にインターネット時刻設定するとうまく同期できるようになってる。でも適当なアドレスではだめっぽい。DNSでIPが返ってくるような存在するアドレスであればうまく設定される。

ちなみにこの設定、ルーターを再起動するとリセットされてしまうので、常に有効にしたい場合はAdministration→CommandsでStartupに入れておくといいかも。削除したい場合は

iptables -t nat -L --line-numbers

でリストを表示してから

iptables -t nat -D [リストの項目] [番号]

で削除できる。(デフォルト状態からの追加だと、iptables -t nat -D PREROUTING 3とiptables -t nat -D POSTROUTING 6だった)

ローカル環境でRTCを持たないデバイスにRTCを持つデバイスからNTPしたい場合にも使えるかも。