2024年8月3日土曜日

HDMI非対応な楽ナビでFireTV Stickを使ってみた。

 知り合いがプライムセールでFireTV Stickを買ってカーナビにつけたいというのでナビを確認してみた。するとHDMI非対応な楽ナビだったのでHDMIをコンポジット(RCA)に変換して繋いでみることに。

ナビの品番はAVIC-MRZ09だった。この世代のナビは3.5mmの4極端子からコンポジット入力に対応している模様。RCA入力端子を使うにはCD-VRM200っていうオプションケーブルが必要らしい。3.5mmの4極端子は統一規格がないんだけど、カロッツエリアは昔のiPodとかラズパイと同じ規格らしい。なので例によってカモンの435A-RF3なら黄色と赤色端子を逆に繋げば使えそう。

そんでもってRCAにHDMIを入力するためにはHDMI→コンポジット出力変換アダプタが必要なんだけど、最近は結構安いのが出ているみたい。MINI HDMI2AVってのがFireTVだと電源不要でRCA出力できそうだったのでこれを購入。(HDMIの5V信号を使用している?)カロッツエリアのピンアサインの3.5mmジャック→RCAケーブルがどうしてもメスしか見つけられなかったのでこいつ自体を改造して4極の3.5mmジャックを出すことにした。

というわけで早速分解。蓋は爪でハマっているだけなのでヘラを突っ込んで角にある爪が4個はずれれば簡単に開く。

HWH-AV003
中身はとてもシンプルな感じ。MS1836Sの1チップ構成っぽい。

まずはしてRCAの端子とNTSC/PAL切り替えスイッチを取り外す。基板はNTSC固定でジャンパしておいた。

次に4極の3.5mmジャックにケーブルをハンダ付け。ピンアサインは先端から白(L音声)、赤(R音声)、GND、黄色(映像)なので、この端子だとケーブルにかしめる部分がコンポジット信号になってしまうのでカプトンテープなどを貼って絶縁してから固定した。
ケーブルは映像と音声のシールドケーブルで一応分けておいた(3芯のシールドケーブル持ってなかっただけ)
ケーブルを基板にはんだ付けしたあとに一応ホットボンドで固定しておいた。しかし車内で使うならホットボンドは温度的にあんまり良くなかったかも…
NTSC/PAL切り替えスイッチの穴からケーブルを出すといい感じに固定されてちょうどよかった。一応HDMI2AV MINIの方の電源はFireTV Stickからうまく供給されてそうだった。HDMIデバイスによってはうまく供給できなくてチラついたり映らなかったりするらしいのでそのときはUSBから給電する必要があるらしい。

AVIC-MRZ09の場合はUSBとミニジャックのケーブルが一緒に延長されている(CD-UV020M)のでそのケーブルをダッシュボードに出して、ミニジャックに先ほど作成したアダプタを刺して、USBからFireTVの電源を取ってみた。結構スマートに収まった。

画質的にはコンポジットなので文字が少し潰れるけど映像を再生する分には問題なさそう。一応FireTV Stickの設定は720pにしておいたほうがいいかも。

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