友人のPS5のコントローラにドリフト現象が出てきたらしく、とりあえず掃除して接点復活剤を塗って使っていたらしいんだけど実はホールエフェクトセンサを入手していたらしいので交換してみた。
本当はホットエアとかあるといいんだけど、今回はハンダゴテとハンダ吸い取り器だけでやってみた。はんだごてはFX600にC2の先端をつけてある。吸い取り器は手動タイプだけど大容量タイプのやつを使っている。
まずは分解。黒いカバーとR1、L1ボタンを外すとネジが出てくるので4箇所取り外す。手前側に爪がある。トリガーに引っかかり気味だけど結構簡単にカバーが空いた。バッテリーを取り外して、下にあるネジを外しつつ、フラットケーブルを抜いてく。
アナログスティックの可変抵抗部分を起こして一個ずつ外していくことに。可変抵抗は足が3本なのでハンダを盛りながら三本全部を素早く順番に温めていくと外れる。結構基板に熱が逃げるのではんだごての設定温度はMAXで作業した。
とりあえず可変抵抗部分が2つとも外れたら間にマイナスドライバーを入れつつ、スティック本体の4本と押し込みのスイッチの4本の足を先程のように何度も順番に加熱しながら少しずつ隙間を開けてゆく。結構ここが面倒だったけど取り外したらこんな感じ。あとは裏からはんだごてを当てながら表からハンダ吸い取り器でハンダを吸い取る。ハンダゴテだけでスティックを取り外すためのジグも売っているらしい。
ちゃんとハンダを吸い取っておかないとスティックがぴったりなので入りにくくなるので注意かも。吸い取ったあとはパーツクリーナーを綿棒につけて掃除しておいた。
今回取り付けるホールエフェクトセンサー搭載のスティックはGuliKit PS5 TMR Electromagnetic Joystick
ホールエフェクトセンサー搭載のスティックは色々種類があるけど物によってはジッターが酷かったりするみたいなので選択が難しそう。これはジッターも少ないらしい。DualSenseはUSBで接続してキャリブレーションが可能なので、キャリブレーションボード(レギュレータ)は不要らしい。DualSense Edgeはキャリブレーションボードが必要っぽい。
スティックもついてて純正より少し長め。摺動部がメタルになっているのでスムーズに動きそう。先ほどスティックを外した基板に搭載してはんだ付けする。温度設定は420℃がちょうどよかった。
スティックもついてて純正より少し長め。摺動部がメタルになっているのでスムーズに動きそう。先ほどスティックを外した基板に搭載してはんだ付けする。温度設定は420℃がちょうどよかった。
はんだ付けが終わったら組み付けて完成。
とりあえず動作確認してみるとセンターでもプルプルしない。さすがジッターが少ないと言われているだけある。
最後にキャリブレーションを行う。
USBでPCに接続してGoogle ChromeからDualShock Calibration GUIを開いてキャリブレーションを行う。
とりあえず動作確認した感じだと問題なさそうなので実際に友人に使ってもらって確認してみよう。スティック部分の長さが変わるので純正品が良いと言われたのでとりあえずもともとついていた純正品に戻しておいた。