前にMJPG-StreamerでWiFiなFPVカメラにすると遅延がどのぐらい出るのかを試してみたんだけど、そのときは解像度320x240の15FPSで行けそうなぐらいだった。
µStreamerを使うとカメラのハードウェアエンコード機能を使えたりするらしいので、この機能でどのぐらい低遅延になるのかを試してみた。
µStreamerはラズパイに最適化されていてラズパイカメラでもMJPG-Streamerより性能が出るらしいんだけど今回は前回試したときと同じBeagleBone BlueとUVC対応Webカメラで試してみた。
まずはBBBlueのOSのアップデート。だいぶ放置していたので今回はeMMCのOSをまるごとアップデートすることに。OSはこちらからダウンロードした。
今回はeMMCのOSをまるごと入れ替えたかったので、consoleフォルダの中のbone-eMMC-flasherから始まるイメージファイルを使用した。ダウンロード後に解凍するとimgファイルができるのでラズパイ用の書込ツールでimgファイルを適当なSDカードに書き込んだ。
あとはBeagleBone Blueに差し込んでSDボタンを押しながら電源を入れるだけ。LEDが5分ぐらい流れたあとに全点灯して少しするとLEDが消えるので、LEDが全部消えたら(ACアダプタ使用時は緑色だけついた状態)電源を抜いてmicroSDカードを抜いて完成。
電源を入れるとeMMCから新しいOSが起動する。
次に本題のμStreamerをビルドする。MJPG-Streamerのようにapt-getだけでは入れられなかったのでGithubの手順通りにビルドした。手順と一緒にMJPG-streamerとの比較が乗ってるので置き換えを狙っていそうな感じ?確かにMJPG-streamerはラズパイではよく使用例があるんだけどあんまり更新されてなさそうだし…
まずは必要なパッケージをインストール
sudo apt-get update sudo apt-get install build-essential libevent-dev libjpeg-dev libbsd-dev make usbutils
ustreamer本体をダウンロードしてビルド
git clone --depth=1 https://github.com/pikvm/ustreamer cd ustreamer make
ビルドに2分ぐらいかかった。
Webカメラを繋げて起動してみる。BeagleBone BlueにACアダプタ接続するの忘れずに(ACアダプタかバッテリがないとUSBポートの電圧が不安定でカメラがうまく起動できない)
今回は前回と同じくC270を使用した。これも一応MJPEGのハードウェアエンコード対応しているらしい。
./ustreamer -m MJPEG -c HW -f 15 -s 0.0.0.0 -p 8080
これでUSBとBeagleBoneをPCに繋いでる場合はhttp://192.168.7.2:8080にアクセスするとµStreamerのページが表示されるはず。
/streamをクリックすると映像が見れる。
デフォルトの640x480でも結構レスポンスが良さそうなので前回同様測定してみた。
H264のハードウェアエンコード対応のカメラだったら帯域を食わなくていいのかなぁ
ちなみにSJ4000をUSBカメラモードで使うと遅延が0.31秒ぐらいの遅延だったのでカメラによっても遅延が変わるっぽい。
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