2024年11月17日日曜日

Luckfox Pico Mini BをLANに繋いでみた。

 昨日、Luckfox Pico Mini Bの動作確認ができたので今回は早速内蔵のEthernetを使用してLANに繋いでみた。本当は純正のオプションのようにパルスコイル内蔵のRJ45コネクタを使わないといけないんだけどそのまま繋いでもとりあえずつながるらしいので試してみた。純正オプションだとHR911105Aを使ってるっぽい。保護用のダイオードとかも入ってそう。

前にRaspberry Pi Zeroで監視カメラを作ったときにカットしたLANケーブルが残っていたのでこれを使ってみることに。

rv1103に内蔵されてるEthernet PHYは100BASE-Tなので使用するのは4本。

TXP、TXN、RXP、RXNにそれぞれケーブルをつなぐんだけど、TXがオレンジの対、RXが緑色の対になってて、PがPositiveで白線が入ってるほう、NがNegativeでそれぞれの色のほうを接続する。
まぁ今回はとりあえずお試しなので直結

LANケーブルがハンダできたら今度はLANポートを有効にしたバージョンのbuildrootを自分でビルドしないといけないのでビルド環境を作ってみた。
Oracle VMの中にUbuntu 22.04をインストールして公式の手順に従いながらビルド環境を整える。あと日本語で詳しく説明されている方もいたのでこちらもすごく参考になった。

./build.shを実行する直前にdtsファイルを弄ってEthernet PHYを有効にする必要がある。これを実行すると結構時間がかかるので実行する前にやった方が良い。
Ethernet PHYを有効にする方法はこちらの公式Wikiを参考にした。
開発環境のフォルダの中で
luckfox-pico/sysdrv/source/kernel/arch/arm/boot/dts
の中にある
rv1103g-luckfox-pico-mini.dts
の中で
gmacのところのstatusをdisabledからokayに書き換えて保存する。
あとは./build.shを実行してLuckfox Pico Mini B用のSPI NAND用イメージをビルドした。
36分かかった…
output/imageフォルダをWinSCPでWindowsに持ってきて昨日アップデートしたように書き込んで完成。

起動してみると…
無事インターネットに繋ぐことができた!
とりあえずLANポートも動くことが確認できたので100BASE-T用のパルスコイル搭載のRJ45ポートを買ってこないとなぁ

LANにつながったので、USBポートをUSB HOSTとして使えるようにしてみたい。

2024年11月16日土曜日

Luckfox Pico Mini Bを買ってみた。

 AliexpressのセールでLuckfox Picoが安くなっていたのでポチってみた。rv1103搭載で128MB FLASHがついてるLuckfox Pico Mini Bで1075円だった。Choiceを使って他にも部品を購入して1500円ぐらいに調整したので送料は無料だったのに5日で届くとは…速い!

Rockchip rv1103側にはmicroSDカードスロットが搭載されている。
こちらの面には128MBのFlashと書き込みボタンとカメラ用のCFIインターフェースがついてる。このサイズでLinuxが動くとはすごいな…
ちなみにRAMは64MB。

とりあえずフラッシュ付きを購入したのでUSBに指してみた。USBの隣の赤色LEDが点滅して起動している感じ。PC側はRemote NDIS based Internet Sharing Deviceとして認識される。あとはADB Interfaceも追加されていたのでADBでもデバッグできそう。

チュートリアルによるとSSHで接続できるらしいので、PC側のNDISインターフェースのIPアドレスを172.32.0.100に固定して、172.32.0.93にSSHで接続しようとしても接続できない…
ということでUARTで繋いでみることに。

UARTのピンアサインは公式サイトを参照してUART2に接続。Baudrateは115200bps。
初期で入っているbuildrootのカーネルバージョンは5.10.110だった。

どうやらsshdが動いていない感じ?ということでとりあえずアップデートしてみることに。
公式のFlash書き換え手順を参照して最新のLuckfox_Pico_Mini_Flash.zipの中身に書き換えてみた。
するとカーネルバージョンは5.10.160にアップデートされてる。
SSH接続を試してみるととりあえずつながった。
ちなみにshutdownじゃなくてhaltコマンドで電源を切ることができるみたい。ぶつ切りしてもいいのかな?ROM化しないとだめかな?

今回はとりあえず動作確認。一応イーサーネットポートも付いていて、オプションでLAN用パルストランス内蔵のRJ45ポートのアダプタも売っているよう。ということはパルストランス内蔵のRJ45ポートさえ買ってきて繋げばLANに繋げられる?

そしてLuckfoxのチュートリアルは結構充実していて公式ページを見ると一通りは使えそうな感じ。buildrootのビルドとかもやってみたいな。

2024年11月1日金曜日

DualSenseをホールエフェクトセンサ化してみた。

 友人のPS5のコントローラにドリフト現象が出てきたらしく、とりあえず掃除して接点復活剤を塗って使っていたらしいんだけど実はホールエフェクトセンサを入手していたらしいので交換してみた。

本当はホットエアとかあるといいんだけど、今回はハンダゴテとハンダ吸い取り器だけでやってみた。はんだごてはFX600C2の先端をつけてある。吸い取り器は手動タイプだけど大容量タイプのやつを使っている。

まずは分解。黒いカバーとR1、L1ボタンを外すとネジが出てくるので4箇所取り外す。
手前側に爪がある。トリガーに引っかかり気味だけど結構簡単にカバーが空いた。
バッテリーを取り外して、下にあるネジを外しつつ、フラットケーブルを抜いてく。
振動モーターのケーブルはハンダで取り外す。
基板はゴムの部分で結構しっかり固定されていたのでどっかにネジが有るのか不安になった。
アナログスティックの可変抵抗部分を起こして一個ずつ外していくことに。
可変抵抗は足が3本なのでハンダを盛りながら三本全部を素早く順番に温めていくと外れる。結構基板に熱が逃げるのではんだごての設定温度はMAXで作業した。
とりあえず可変抵抗部分が2つとも外れたら間にマイナスドライバーを入れつつ、スティック本体の4本と押し込みのスイッチの4本の足を先程のように何度も順番に加熱しながら少しずつ隙間を開けてゆく。
結構ここが面倒だったけど取り外したらこんな感じ。あとは裏からはんだごてを当てながら表からハンダ吸い取り器でハンダを吸い取る。
ハンダゴテだけでスティックを取り外すためのジグも売っているらしい。
ちゃんとハンダを吸い取っておかないとスティックがぴったりなので入りにくくなるので注意かも。吸い取ったあとはパーツクリーナーを綿棒につけて掃除しておいた。

今回取り付けるホールエフェクトセンサー搭載のスティックはGuliKit PS5 TMR Electromagnetic Joystick
ホールエフェクトセンサー搭載のスティックは色々種類があるけど物によってはジッターが酷かったりするみたいなので選択が難しそう。これはジッターも少ないらしい。
DualSenseはUSBで接続してキャリブレーションが可能なので、キャリブレーションボード(レギュレータ)は不要らしい。DualSense Edgeはキャリブレーションボードが必要っぽい。
スティックもついてて純正より少し長め。摺動部がメタルになっているのでスムーズに動きそう。
先ほどスティックを外した基板に搭載してはんだ付けする。温度設定は420℃がちょうどよかった。
はんだ付けが終わったら組み付けて完成。

とりあえず動作確認してみるとセンターでもプルプルしない。さすがジッターが少ないと言われているだけある。

最後にキャリブレーションを行う。
USBでPCに接続してGoogle ChromeからDualShock Calibration GUIを開いてキャリブレーションを行う。
とりあえず動作確認した感じだと問題なさそうなので実際に友人に使ってもらって確認してみよう。スティック部分の長さが変わるので純正品が良いと言われたのでとりあえずもともとついていた純正品に戻しておいた。

2024年10月24日木曜日

YSP-2200がARCで繋がらないのでケーブルを変えてみた。

 この前テレビをSONYのKJ-65X80WKに買い替えたんだけど、今まで使っていたYAMAHAのYSP-2200をARCポートに接続しても認識するけど音が出ないという問題が発生した。ARC対応のHDMIポート(このテレビの場合はHDMI3)に接続すると外部スピーカーモードになってテレビ側のスピーカーがオフになるのに、YSP-2200からは全く音が出ていないという状況。

そしてさらにはYSP-2200に接続していたBDプレーヤーから映像を出そうとするとYSP-2200のLCDのHDMIマークが点滅して映像がテレビに送信されていない。

別なHDMIケーブルに変更してみるとYSP-2200のHDMIインプットに接続したデバイスからの映像はテレビに送られるけど、テレビ側からの音声が送られない。おそらくこのケーブルはARCに対応していないからかな?

ということでHDMIケーブルを新調してみた。ARC対応って書いてあったのでAmazonベーシックのHDMIケーブルを購入。テレビ側はeARCとかHDMI2.1対応だけどスピーカ側が古いので大丈夫かなと言うことで、お安いHDMI2.0だけどARC対応のケーブル。

早速差し替えてみるとあっさり動いた。指した瞬間にデバイス認識してスピーカーの電源が入って音がなるし、テレビ側から音量調整とかもできる。電源も一緒に切れるし便利。
前のテレビでは電源連動がなかったんだけど、映画を見るとき以外はテレビの内蔵スピーカーを使っていたので設定から自動で電源をいれる機能はオフにした。

YSP-2200の電源をいれるとテレビ側のスピーカーがオフになってYSP-2200から音が出るし、YSP-2200の電源を切るとテレビ側のスピーカーに切り替わる。

eARCに対応していないスピーカーだけどテレビ側が新しい規格に対応したらケーブルも最新にしておくべきなんだなぁ。

2024年10月20日日曜日

Amazonの設置・回収サービスを利用してみた。

 ちょうどセールで65インチのSONYのテレビが安かったのでAmazonの設置回収サービスも無料キャンペーン期間なので買い替えてみた。無料と言ってもリサイクル料は別で、シャープの52インチからの買い替えなのでもとのテレビを回収してもらうのに2970円は現金で支払う必要があったけど。

木曜日の夜にポチって日曜日には設置回収までしてくれた。前日の夕方ぐらいに日程の確認の電話が来たんだけど、業者はクロネコヤマトだった。

15:00~18:00の間と言われていたんだけど15:00ちょっと前に電話がかかってきて15:00ピッタリぐらいに到着。

ちょうど古いテレビは配線を外していたところだったのでそのままヤマトの人に回収してもらって、新しいテレビを開封してる間にテレビ台を掃除する感じでギリギリ掃除が間に合った。あとはテレビ台の上においてもらって配線も設定もやってくれそうだったけど今回はテレビ台に配線を隠したかったので自分でやることにした。

箱とかも全部回収してくれた。

スマートテレビ意外と便利だなぁ
WiFiもなかなか繋がりが良かったので今回はWiFiで接続して使っている。有線はFireTV StickにつながってるけどしばらくFireTV Stick使われないかも。

ホームシアターは前のテレビで使っていたヤマハのYSP-2200で4KのHDMIに対応していないので、ARCポートに接続して他のデバイスはテレビのHDMIに直接指すことに。
しかしうまく動かなかったのでケーブルを変えてみようということでケーブル待ち。