2017年6月25日日曜日

簡易PoEインジェクタを作ってみた。

Raspberry PiにPoEで給電できたら便利だなぁと思っていたんだけどIEEE802.3afとかIEEE802.3at対応品で揃えると結構お高い…

eBayみてると規格に準じてない簡易的なものが結構出てるし、秋月にはPoE LANケーブル電源供給基板キットなるものが出てた。
確かにちゃんとわかってればこういうのでも問題ないのかなぁということで作ってみることに。給電側とデータ側をミスってつなぐとヤバそうだけど…
ちなみにこの方法だとギガビットは使えない。

RJ-45の端子を探していたら、ダイソーにLAN延長アダプタが売っていたのを思い出して買ってきてみた。
うまくやれば2個取れそうだし…
10BASE-Tと100BASE-TXってなってるから8ピン全部結線されてるかちょっと怖かったけど見た目ピンがはいってるので問題ないだろうということで。

一応8Pin見えるので期待が高まる。

割るように力をかけると簡単に分離できる。ハマってるだけのようで結構簡単。
ちゃんと8Pin結線されてる。
試しに繋いでみたらギガビットでも使えた。しかしIntel NICのツールで見るとケーブル品質が悪いと認識される。ノイズでも拾っちゃうのかな?

ピンセットとかで内側から爪を押し上げるとここまで分解できる。
なかなか簡易的な作りなんだな…
これにDCジャック追加すればそのまま簡易PoEインジェクタにできそう。

ピンを真っ直ぐにするとケーブル抜けるっぽい。
とりあえず給電に使う4,5,7,8番をカット。
3(黄)と6(黒)を抜いて、1(青)と2(橙)をより線にしてみる。
3と6をより線にして戻してみた。

ケーブルの品質が悪いと認識されるのって、より線されてないからのような気がして…
気休め程度により線にしてみた。

DCジャックのGNDに7と8、VCCに4と5をはんだ付け。
これは秋月のPoEアダプタを参考にした。

PoE側がわかるように印付けておかないと危険。
なかなかコンパクトにできた。
もう一個作れば簡単にPoEができちゃうのでインジェクタっていうよりはアダプタ?
部品代は180円ぐらい。とてもお安いぞ…

LANケーブルが長くなると電圧降下してしまうのでこいつには12VのACアダプタを繋いで、Raspberry Pi側にはDC-DCコンバータを入れて5Vを作れば電圧降下の影響うけないかも。
PoE側をハブとかPCに繋いだら超ヤバそうなのでこんなPoEを使う場合は自己責任ですね。

相手側に関してはDC-DCコンバータをeBayでポチったので到着待ちかな。

2017年6月18日日曜日

USB接続ミニマイクを買ってみた。

Raspberry Pi用に超小型のUSBマイクを買ってみた。
だいぶ昔にこんな形のBluetoothドングルを見かけた気が…
一応マイクの部分に穴は開いてるっぽいけど。
スイッチサイエンスとかPimoroniとかで売ってるのと同じものだと思うんだけど今回はeBayで購入。1.5ドルだった。

パッケージをよーく読んでみるとなんかおかしい。
光る電源スイッチとかピボットとかついてないぞ…
型番はMI-305らしい。

なんかちょっと怪しいデバイスをいきなり3B+につなぐのは怖いのでRaspberry Pi1に繋いでみた。
電源入れたまま繋いだらなんか再起動したけど…

一応起動してlsusbしてみると
8086:0808 Intel Corp.ってなってるIntel製だったのか!(なわけない
なんかVID PIDも結構適当そう?8がたくさん使われてるあたりが中国っぽい。

とりあえず認識しているので試しになんか録音してみる。
arecord -D plughw:1 -f cd ./testrecord.wav
これでカレントディレクトリにtestrecord.wavっていうファイルができてるはず。

パッケージにノイズをフィルターしますって書いてあるけどたしかにサーとかっていうホワイトノイズは聞こえないけど、そんなに音を拾う感じで無いかも?
ノパソに直挿ししてボイチャするぐらいには使えそうな音量。

とりあえず分解してみた。
ボスがはめてあって接着されてるっぽいのでボスが折れてしまった。
小さいコンデンサマイクが出てきた。

クッションで基板を樹脂のハウジングに固定してる模様。

基板の裏側は結構ぎっしり。ICはCOB実装なのでよくわからないけど、12Mhzのクロックがついてる。

コンデンサマイクの交換とかもできそうだなぁ
電流食ってるわけじゃないのになぜ指した瞬間に落ちるんだ…

2017年6月12日月曜日

ATX電源のファンを交換してみた

今使っているATX電源装置、玄人志向のKRPW-PT600W/92+ REV2.0なんだけど、
最近ファンの音が気になりだしてしまった…
マシンがアイドル状態なのにちょうど閾値なのかファンの回転数が上がったり下がったり
風切音がうるさい。多分ちょうどうるさく感じるノイズが発生してしまう回転数?
というわけで交換してみることに。

前回PCIE補助電源端子を改造しちゃってるのでお構いなし。

まずもともとついていたファンはYATE LOONのD12SH-12(M-GP3)というファン。
一応玄人志向のサイトでは静音ファンって書いてあるけど…
電源装置に内蔵されているファンコンも悪い気がするが…

一応冷却の関係もあるだろうし、似たようなスペックのファンを探してみるとX-FANがお安くてそこそこ性能良さそうなので買ってみた。

今回選んだのはX-FANのRDH1225B(24SP)ってやつ。長尾製作所が日本正規代理店をやってるみたい。もともとついていたD12SH-12は回転数が2200rpmに対して、このRDH1225B(24SP)は回転数が2400rpmである。風量がアップしてる割に騒音値がもともとついていたファンより低い。
さらに日本製のダブルボールベアリングが搭載されてるので耐久性もアップ。
ヨドバシカメラで1300円。ボールベアリングファンにしてはすごく安い気がする。

ファンを比較してみた。

X-FANのほうがモーター部がでかい。消費電力も上がってるのでファンコン内蔵の場合は注意かもしれない。今回は気にせず交換!

電源装置のファン端子はJSTのXHコネクタだったので変換ケーブルを作ってみた。

何かのケーブル加工したときの3Pinメス端子が残ってたのでXHコネクタをカシメただけ。
これでファン側を加工せずに好きなファンを付けることができる。


もともとついていたファンが普通のファンだったので問題なく交換できた。

早速電源を入れてみるとだいぶ静かに~
とりあえずアイドル時もちゃんとファンコンが効いて回ってるみたいなのでよし。
こういうファンコン付きのATX電源のファンを交換するときはあまり低速なファンを選んでしまうと低速時にスピンアップしなくなったりして危険なので注意。
こんかいは低速時もちゃんと回ってるので成功っぽい。

電源装置のファン交換はファンの選定をミスるとコンデンサの寿命縮めて最悪コンデンサ破裂したりする危険性があるので自己責任でどうぞ。

2017年6月11日日曜日

Raspberry Pi Zero V1.3でカメラモジュールを使ってみた

先日入手したRaspberry Pi Zeroは小さいながらもRaspberry Pi Camera用コネクタがついているのでカメラモジュールを繋いでみた。

ただし、基板が小さい分コネクタも小さくせざるを得なかったのか、端子が違うのでZero専用のフレキシブルケーブルが必要なのです。

ピッチが細かいほうがRaspberry Pi Zero側。小さくなってるのにピン数は増えてるっぽい。
ちなみにeBayで180円ぐらいで購入したもの。純正のケーブルに似ているやつも存在していたけどとりあえず一番安いやつにしてみた。

試したカメラはこの前購入したRaspberry Pi Camera Rev1.3互換モジュール。

ちなみにこの互換カメラモジュールはかろうじてRaspberry Pi Zero本体より安い(600円)のにZero用フレキシブルケーブル含めると互換モジュールですら本体より高くなってしまう…
Raspberry Pi Zero安いなぁ。そりゃ購入制限かかるかも?

前回同様の手順で動かしてみたけど特に問題ない模様。ただしCPU性能的にはmjpg-streamerだとFull HDはカクカク。
ちなみに消費電力は、カメラモジュールとASIXのUSB LANアダプタでmjpg-streamerを使っている状態で0.42A~0.45Aだった。
余計なデバイスがついてない分低消費電力なのかな

2017年6月10日土曜日

グランドループアイソレータを作ってみた

友人がニンテンドースイッチを購入して、充電しながらヘッドホンプレイするとノイズが気になるみたいなのでグラウンドループアイソレーターを自作してみることに。

とりあえず効果が有るのかお試しなのでトランスはEI14って言う5個入りで1.8ドルぐらいのトランスを使用。
一応これでも600:600のオーディオトランス。

とりあえず動作テスト。
トランス式のグランドループアイソレータ自体はすごく簡単でこのトランスを入力と出力の間にかませるだけ。
1次側と2次側をそれぞれ入力と出力につなぐ。1:1なので入力と出力はどっちでも良さそう。ただしプラスとマイナス反対につなぐと位相が逆転してしまうので注意。

問題なく音が出たのでケースに組み込み。
オーディオといったらなんかアルミケースとかにはいってると高級感でるよね!
ということで3Dモデルを作って図面書いて切削加工をお願いした。
おー素晴らしいアルミ感。

早速組み込み。配線はトランスの隙間を使用。
このトランスに合わせた専用設計なのでピッタリ詰め込める。
一応外側は壁の厚み1mmぐらいになるように削ってるのですごく軽量。

ケースが良ければ中身あんな適当でもなんだか良さそうに見える。
写真じゃわかりにくいけどボールエンドミルによるヘアライン加工もしていただきました。マットな感じが良い。
こっち側のジャックは外側が金属だったのでカプトンテープでケースから絶縁してます。

問題なく音がなった!
あとはこれをもってニンテンドースイッチで試してみるだけだな。

ちなみにケースをアルミで作ってしまったんだけど、ミニジャックによってはグラウンド部分がケースに触れて入力と出力のグランドがつながってしまうことがあるので注意!
特に大きめの高級そうなミニジャックだと有り得そう。

追記:
友人のニンテンドースイッチで試したら見事にDockモードでのノイズが消えた模様。
特にPCにライン入力する際はすごいノイズ乗っていたみたいなんだけど、そちらもノイズが乗らなくなったみたい。


2017年6月8日木曜日

Raspberry Pi Zeroを買ってみた

Raspberry Pi Zeroの入荷メールが来たのでスイッチサイエンスで早速ポチってみた。
多分三回目の入荷かな?300個ぐらい入荷したっぽくて一日ぐらいでなくなったみたい。
送料は150円だったので送料含めると全部で798円だった。
v1.3になってからカメラもつながるようになったみたい。
ついでにmicroSDHCもポチった。
sandiskの8GBで733円だった。Raspberry Pi Zeroが安すぎて送料含まないと本体のほうが安いという。

早速RaspbianのLiteをダウンロードして書き込み。
このmicroSDは書き込み速度的には11MB/sぐらいみたい。
書き込んだらsshが使えるようにbootディレクトリ(WindowsだとFATのパーティションとして認識されるところ)に空ファイルでsshというファイルを入れておく。

microSDをRaspberry Pi Zeroに挿して、USBホストのポートにはこの前買ったASIXのLANアダプタを接続して起動してみた。
AX88772Bは標準のモジュールで読み込まれるので普通にLANポートを認識してIPをルータから調べたら繋がった。

このボード、なにかに組み込むのに便利そう。HDMIはminiHDMIだけどSSHさえ有効になってしまえば使わなくてもいけるし。
ただしUSBを使うにはmicroUSBだし、カメラは小さいコネクタを使用してるので変換ケーブルが必要っぽい。

Raspberry Pi1より性能いいし、色々遊べそう。

2017年6月3日土曜日

TP4056搭載のリポ充電モジュールを買ってみた。

小型ヘリ用のリポを充電するためにTP4056搭載のリポ充電モジュールを買ってみた。
TP4056を使った充電モジュールは色々存在してるみたいだけど、今回は出力回路つきにしてみた。
出力端子がついていることにより電圧低下カットオフとか過電流カットとかリポ側に保護回路がないリポでも安心な気がする。
TP4056の他にFS8205AとDW01KAがバッテリ保護系ICとして乗ってるみたい。

V930用の520mAのバッテリを繋いで充電してみた。デフォルト設定だと2C充電になってしまうんだけど、一応このバッテリは対応してるっぽい。
ちょっと怖いのでR3を2kΩぐらいに変更してやれば1C充電ぐらいになるかも。

ちなみに充電中に出力のところの電圧を測ってみると電圧が出てるようだったので充電しながらも使えるかも。
受電中はICが結構暖かくなる。

これに5Vぐらいの昇圧回路組み合わせると色々使えそうだなぁ