2025年10月5日日曜日

Windows 11へのアップグレードが31%で止まってしまった。

 そろそろWindows 10のサポートが終了するということで友人がWindows 11にアップグレードしようとしたところどうしてもアップグレードできないということで調べてみた。Windows Updateとかでも止まるらしいので最終手段のisoからインストールも試したみたいなんだけどどうしても毎回31%で止まってしまうらしい。
Windows 8のライセンスを使ってアップグレードでWindows 10をクリーンインストールしているんだけども、2023年9月27日からWindows 8のライセンスも使えなくなってしまったので再インストールしたらWindows 11のライセンスを購入しないといけない可能性もあるし…(ハードウェア変更無いので行けると思うけど。)
そもそも再インストール自体が面倒。

巷で噂のConexant SmartAudio HDデバイスは存在していないようだけれども…

ということでひとまずログファイルを確認してみることに。

C:\Windows\Panther

の中に「setupact.log」と「setuperr.log」というファイルが生成されていて、これがアップグレード時に残るログファイルらしい。

ログファイルは結構大きいけど、おそらく一番下の方だけを確認すれば良さそうな気がする。「setupact.log」の方を確認すると一番下の方でMIGのInfoがあったあとにMOUPGのErrorが出てログが途絶えていた。

2025-10-05 10:10:20, Info                  MIG        AddDriverFiles: Processing device: 4d36e96c-e325-11ce-bfc1-08002be10318
2025-10-05 10:10:20, Info                  MIG        AddDriverFiles: Processing driver: Sennheiser Communication Audio, Sennheiser, Sennheiser
2025-10-05 10:10:20, Info                  MIG        AddInfAndCatalog: Adding catalog file: C:\WINDOWS\system32\catroot\{f750e6c3-38ee-11d1-85e5-00c04fc295ee}\oem40.cat
2025-10-05 10:13:35, Info                  MOUPG  CInstallUI::ShowMessageBox: Showing MessageBox
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  CInstallUI::ConfirmCanceled: User cancel confirmed
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  CInstallUI::OnProgressChanged: Cancel is requested. Returning ERROR_REQUEST_ABORTED
2025-10-05 10:13:37, Error                 MOUPG  CInstallUI::OnProgressChanged(579): Result = 0x800704D3
2025-10-05 10:13:37, Error                 MOUPG  CSetupUIManager::OnProgressChanged(452): Result = 0x800704D3
2025-10-05 10:13:37, Error                 MOUPG  CSetupHost::OnProgressChanged(2531): Result = 0x800704D3
2025-10-05 10:13:37, Error                 MOUPG  CSetupManager::DlpManagerCallback(2341): Result = 0x800704D3
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  Cancel of current task requested...
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  Attempting to cancel current task...
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  MoSetupPlatform: Calling SetupPlatform::INewSystem::RequestCancelOperations...
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  Task cancel request returned: [0x0]
2025-10-05 10:13:37, Error                 MOUPG  SendCallbackMessage: [0x7] -> user callback returned 0x800704D3
2025-10-05 10:13:37, Error                 MOUPG  CDlpTask::Cancel(993): Result = 0xC1800108
2025-10-05 10:13:37, Info                  MOUPG  SendCallbackMessage: [0x7] -> Cancel request returned 0xC1800108

こんな感じのエラー。

この感じだと実はゼンハイザーのUSBヘッドホンが引っかかってる?

何度もアップデートが失敗しているのでUSBデバイスは抜いているんだけども、抜いていてもインストールしているドライバを移行する際にエラーで止まってしまってる模様。

ということでもう一度ゼンハイザーのUSBヘッドホンを差し込んでデバイスマネージャーからドライバを丸ごと削除してみる。

デバイスマネージャーのゼンハイザーのデバイスを右クリックしてデバイスのアンインストールを選択。

そんでもって出てきたダイアログで「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」にチェックを入れてアンインストール。とりあえずSennheiserのデバイス2つともこんな感じで削除。
削除したあとにUSBデバイスのスキャンが入ってしまうとまたインストールされてしまうので削除が終わったらUSBデバイスを抜く。

そんでもってWindows 11アップデートを掛けたら…

魔の31%を超えることができた。やっぱりWindowsのアップグレードはオーディオデバイスがネックになっているのかもしれないね。

EPOSのサイトにはドライバアンインストールツールでのアンインストール方法も公開されてるのでこれも参考にするとドライバをちゃんとアンインストールできるかもしれない。こっちのほうがデバイスマネージャーに表示されない部分も表示されるかもしれないので便利かも?

とりあえずWindows 11のアップグレードが止まってしまったらログファイルをみればなんとかなるかもしれないことがわかった。SetupDiagという、ログを見やすくする便利なツールもあるらしい。

ちなみに今回引っかかったゼンハイザーのGSP 350はアナログケーブルも市販(4極から3極も変換できるし)されてるようなので、こうやってドライバアップデートに引っかかるようだったら普通にアナログ化してオンボのRealtekとかで動かしても良さそう。7.1chのWindows 11対応のドングルに変更しても良いし。

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