そろそろWindows 10のサポートが終了するということで友人がWindows 11にアップグレードしようとしたところどうしてもアップグレードできないということで調べてみた。Windows Updateとかでも止まるらしいので最終手段のisoからインストールも試したみたいなんだけどどうしても毎回31%で止まってしまうらしい。
Windows 8のライセンスを使ってアップグレードでWindows 10をクリーンインストールしているんだけども、2023年9月27日からWindows 8のライセンスも使えなくなってしまったので再インストールしたらWindows 11のライセンスを購入しないといけない可能性もあるし…(ハードウェア変更無いので行けると思うけど。)
そもそも再インストール自体が面倒。
巷で噂のConexant SmartAudio HDデバイスは存在していないようだけれども…
ということでひとまずログファイルを確認してみることに。
C:\Windows\Panther
の中に「setupact.log」と「setuperr.log」というファイルが生成されていて、これがアップグレード時に残るログファイルらしい。
ログファイルは結構大きいけど、おそらく一番下の方だけを確認すれば良さそうな気がする。「setupact.log」の方を確認すると一番下の方でMIGのInfoがあったあとにMOUPGのErrorが出てログが途絶えていた。
2025-10-05 10:10:20, Info MIG AddDriverFiles: Processing device: 4d36e96c-e325-11ce-bfc1-08002be10318 2025-10-05 10:10:20, Info MIG AddDriverFiles: Processing driver: Sennheiser Communication Audio, Sennheiser, Sennheiser 2025-10-05 10:10:20, Info MIG AddInfAndCatalog: Adding catalog file: C:\WINDOWS\system32\catroot\{f750e6c3-38ee-11d1-85e5-00c04fc295ee}\oem40.cat 2025-10-05 10:13:35, Info MOUPG CInstallUI::ShowMessageBox: Showing MessageBox 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG CInstallUI::ConfirmCanceled: User cancel confirmed 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG CInstallUI::OnProgressChanged: Cancel is requested. Returning ERROR_REQUEST_ABORTED 2025-10-05 10:13:37, Error MOUPG CInstallUI::OnProgressChanged(579): Result = 0x800704D3 2025-10-05 10:13:37, Error MOUPG CSetupUIManager::OnProgressChanged(452): Result = 0x800704D3 2025-10-05 10:13:37, Error MOUPG CSetupHost::OnProgressChanged(2531): Result = 0x800704D3 2025-10-05 10:13:37, Error MOUPG CSetupManager::DlpManagerCallback(2341): Result = 0x800704D3 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG Cancel of current task requested... 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG Attempting to cancel current task... 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG MoSetupPlatform: Calling SetupPlatform::INewSystem::RequestCancelOperations... 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG Task cancel request returned: [0x0] 2025-10-05 10:13:37, Error MOUPG SendCallbackMessage: [0x7] -> user callback returned 0x800704D3 2025-10-05 10:13:37, Error MOUPG CDlpTask::Cancel(993): Result = 0xC1800108 2025-10-05 10:13:37, Info MOUPG SendCallbackMessage: [0x7] -> Cancel request returned 0xC1800108
こんな感じのエラー。
この感じだと実はゼンハイザーのUSBヘッドホンが引っかかってる?
何度もアップデートが失敗しているのでUSBデバイスは抜いているんだけども、抜いていてもインストールしているドライバを移行する際にエラーで止まってしまってる模様。
ということでもう一度ゼンハイザーのUSBヘッドホンを差し込んでデバイスマネージャーからドライバを丸ごと削除してみる。
デバイスマネージャーのゼンハイザーのデバイスを右クリックしてデバイスのアンインストールを選択。
そんでもって出てきたダイアログで「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します。」にチェックを入れてアンインストール。とりあえずSennheiserのデバイス2つともこんな感じで削除。
削除したあとにUSBデバイスのスキャンが入ってしまうとまたインストールされてしまうので削除が終わったらUSBデバイスを抜く。
そんでもってWindows 11アップデートを掛けたら…
魔の31%を超えることができた。やっぱりWindowsのアップグレードはオーディオデバイスがネックになっているのかもしれないね。
EPOSのサイトにはドライバアンインストールツールでのアンインストール方法も公開されてるのでこれも参考にするとドライバをちゃんとアンインストールできるかもしれない。こっちのほうがデバイスマネージャーに表示されない部分も表示されるかもしれないので便利かも?
とりあえずWindows 11のアップグレードが止まってしまったらログファイルをみればなんとかなるかもしれないことがわかった。SetupDiagという、ログを見やすくする便利なツールもあるらしい。
ちなみに今回引っかかったゼンハイザーのGSP 350はアナログケーブルも市販(4極から3極も変換できるし)されてるようなので、こうやってドライバアップデートに引っかかるようだったら普通にアナログ化してオンボのRealtekとかで動かしても良さそう。7.1chのWindows 11対応のドングルに変更しても良いし。
0 件のコメント:
コメントを投稿