2019年6月15日土曜日

ESP32-CAMを技適対応にしてみた

ESP-32SとOmnivisionのOV2640が一つのPCBに乗っていてかなりお安いモジュールが合ったので買ってみた。その名もESP32-CAM。PSRAMとしてIPUS IPS6404も搭載されているっぽい。
ピンヘッダもはんだ付け済みでカメラを繋いでファームウェアを書き込めば動く感じ。
Aliexpressで6.99ドルだった(送料込み)
ただし、開発ボードみたいにUSBシリアル変換アダプタが内蔵されていないので別途必要。

ESP-32Sが乗っているが、Ai-Thinkerのではなさそう?
この手のIPEX端子がついてるESP32-Sって書いてあるモジュールってロゴ違いで何種類かあるのかな?
残念なことにこのモジュールは技適マークが付いていないっぽい。ピン配置はESP-WROOM-32と同じ。

ということで早速解体。
ピンヘッダも5V入力側IOはmicroSDカードにつながってるのと共通だし、反対側はデバッグと書き込みにしか使わなそうなので外してしまった。ケースに収めるとき邪魔だし。
部品が飛んでいかないようにカプトンテープでマスキングしてヒートガンの細ノズルを使っていい感じに温めて剥がす!
マキタの温調付きのヒートガンで風量と温度最大でちょうどよいぐらい。

そんでもって手持ちのESP-WROOM-32を取り付けてみた。これも使わなくなったESP-WROOM-32をピッチ変換基板からヒートガンで剥がしたんだけどね!
ちなみに剥がしたあとは吸い取り線できれいに掃除してから隙間ができないように取り付けた。
これで技適対応のESP32-CAMあらため、ESP-WROOM-32-CAMが完成した。
ピン配置同じなのでプログラムは同じものが動くはず。
外部アンテナが使いたい場合はESP32-WROOM-32Uをつければ良さそう。
ちなみに取り付けたのはRevision1でした。取り外したやつは不明…

カメラ側には白色LEDがついててこれはGPIO4で駆動用のFETらしきものを介して制御できるようになっている。HIGHで光るんだけど超眩しい。PWMで調光したほうが良さそう。
反対側にはGPIO33にLED1とシルクで書かれている赤色LEDがついていた。これはLOWで光る。

とりあえずArduinoでESP32のCAMERAのサンプルにESP Asynk WiFi Managerを組み込んでテストしてみた。
LED1はWiFi ManagerのステータスLEDとしてプログラムしてみた。
あとはフラッシュを使えるようにプログラムを修正すれば良さそう。

ちなみにVCCはデフォルトでは3.3Vにつながってるっぽいので、もしVCCから電源を供給したい場合はジャンパー抵抗を交換しないと行けないので注意。まぁ5Vか3.3Vって書いてあるところに電源を繋げばいい話なんだけれども。


最後にシルクの向きで縦置きかと思ったんだけど実際はこの向きなのね
SVGAで1時間ぐらい放置してみたけど問題なさそう。このぐらいの解像度だと10FPSぐらい出る。そしてESP-WROOM-32がめっちゃ熱くなる
安定化電源で3.3V入れてると表示が170mAぐらいだしな…

今回使用したスケッチは長くなりそうなのでもう少し編集してから次回紹介したいと思います。
Arduinoで開発する場合はライブラリや情報も豊富なので、FTPとかクラウドに一定間隔で画像をアップロードするWebサイト埋め込みのライブカメラ的なやつとかも簡単に作れそう。もはやPCいらずで単体マイコンでできる時代とは…

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